「ちゃんと聴かなきゃ!」と思うほど、他のことがどんどん頭に浮かんじゃう… 泣 一体どうしたらいいんだろう!?
本ブログは、コーチングを学んだけど実践ゼロの初心者コーチに向けて、3ヶ月後には、自信を持ってコーチと名乗れるよう、取るべき行動をステップバイステップでお伝えしています。
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著者:藤田琴子
CTI認定CPCC® | 臨床心理士 | NLPマスタープラクティショナー
オンラインコーチング実績約900件、オンラインカウンセリング実績約1,400件
【初心者向け】コーチングがうまくいかない〜傾聴力を上げるコツ2つ
コーチとしての自信をつける3ヶ月チャレンジ。実際にコーチングを実践してみると、うまくいかないことは色々と出てくると思います。最初のうちは、うまくいかないのも、ある意味当然ですよね。
更に、最初はうまくいかない理由も整理できないことも少なくないため、前回は要因を3つに分け、対応方法をお伝えしました。
そして、今回からは、具体的なお悩みへの対応についてお伝えしたいと思います!
傾聴力は、効果的なコーチングの土台となる最も重要な要素です。そのため、初心者コーチが最初につまづきやすい部分でもあります。
「脳内会話」を止める
1つ目は、「脳内会話を止める」ことです。
傾聴できていない時、よく起きているのは、コーチの頭の中で激しい「脳内会話」が繰り広げられていることです。クライアントさんの話を聴きつつも、頭の中で色々考えてしまうことはありませんか?
- 「次にどんな質問をしようかな?」
- 「さっきの質問は、どう思われたかな?」
- 「このあと、どうしたらいいんだっけ?」
など、とにかく頭の中が忙しいですし、「あ、洗濯物畳まなきゃ!」「明日、あれやんなきゃ!」とか、全く関係ないことがふと思い浮かんでしまうこともあります。苦笑
ですので、まずは「今、ここに意識を戻す」ことを意識しましょう。
「脳内会話」の止め方については、下記の記事を参考にしてください。
わかりました、まずは「今、目の前にいるクライアントさんに意識を集中させます。
「引き算傾聴」する
つまり、人の話を聴くために、何かをやるのではなく、やめる、つまり「引き算」、という提案です。
「引き算傾聴」の3つのポイント
- 口数を半分に減らす
- コーチが話すのはどんなに多くても2割、時には1割以下のこともあります。
- 普通の会話が50対50として、まずは自分の口数を半分の2.5割まで減らしましょう。
- 質問する前に、5秒待つ
- ほんの一呼吸待つと、クライアントが話し出すことは多いです。そして、そんな空白から、思いもよらないことが出てきたりします。
- 質問する前に、ゆったりした気持ちで5秒待ちましょう。
- 沈黙を味わう
- コーチングの場では、沈黙を埋めるための会話をする必要はありません。
- 「沈黙を味わう」ことを意識しましょう。
そして、とにかく難しく感じていた「傾聴」ですが、こんな風に2ステップに分けると、取り組めそうな気がします!
スキルアップのためには、一つ一つ地道にできることを増やしていく必要があります。コーチングの土台となる傾聴力を上げるために、①「脳内会話を止める」、そして、②「引き算」してスペースを空ける、ことを意識しましょう。
対応策:2つのステップで傾聴力を上げる
- 「脳内会話を止める」=「今、ここに意識を戻す」
- 今、クライアントさんを見る
- 今、クライアントさんを聴く
- 今、クライアントさんから感じる
- 「引き算傾聴」する
- 口数を半分に減らす
- 質問する前に、5秒待つ
- 沈黙を味わう
コーチングの土台となる傾聴力を強化する
それでは、次回も引き続き、「コーチングがうまくいかない」時にあるあるなお悩みについて、取り上げたいと思います。お楽しみに!
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました!