こんな風に、クライアントと一緒に悩んじゃう、って、結構よく起きることなんだけど、一体、どうしたらいいんだろう…!?
本ブログは、コーチングを学んだけど実践ゼロの初心者コーチに向けて、3ヶ月後には、自信を持ってコーチと名乗れるよう、取るべき行動をステップバイステップでお伝えしています。
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著者:藤田琴子
CTI認定CPCC® | 臨床心理士 | NLPマスタープラクティショナー
オンラインコーチング実績約900件、オンラインカウンセリング実績約1,400件
コーチングがうまくいかない〜コーチが一緒に悩まないための思考法
あらら、ゆきさん、どうしたんですか?ずいぶん落ち込んでいますね。
しかもこれ、今回だけじゃなくて、よく起きるんですよ…
ただ、クライアントの悩みに共感し、問題と一体化してしまうと、解決法は絶対に見えてきません。そのため、コーチは高い視点を持ち、状況を俯瞰することが非常に大事です。
そんな時は、ブレイクスルー思考に立つのが有効です。
ブレイクスルー思考とは?
「私たちは決して挫折することはなく、不運に見舞われることもない。一見、挫折に見えることも、不運のように感じられることも、実はすべて、『順調』そのものなのだ」という大前提です。
そのため、「人生で生じるあらゆる出来事には、必ず深い意味や理由がある」という前提に立ち、「クライアントが今、悩んでいることにも必ず、なんらかの意味がある」と捉えると、どうでしょうか?コーチとしての関わりはどのように変化しますか?
クライアントが悩んでいることも、「解決すべきこと」ではなく、「なにか深い意味があること」「学びのチャンス」と捉えると、スペースが生まれて、一緒になって悩むところから離れることができそうですね!
ブレイクスルー思考とは、「すべてのものごとには意味と価値があり、表面的には失敗・挫折・不運のように見えることも、すべて自分の成長のために用意されている順調な試練である」という信念を持つことによって、「その試練に挑戦するだけで、乗り越えたのと同じ価値がある」と考えながら、人生の試練を気楽に乗り越えていこうとする思考法である。
ブレイクスルー思考の活用例とパワフルな問い
CPCC®資格取得のための口頭試験の場で、です。
というのも、クライアント役のコーチが持ってきたテーマが、自分がその時、まさに悩んでいたことだったのです。そのため、話を聴いているうちに、クライアントと同じように、「出口がない」「解決できない」と無力感を感じてしまい、コーチングがうまくいかず、試験にも合格できませんでした。
「必要なことが起きたとしたら、ことこさんは何を問われていると思う?」
「あなたは、試験に落ちたことを『挫折』と捉えているかもしれないけど、実は『順調』そのものなんですよ。そしてもし、この経験から学びとる必要があるとすれば、それはなんですか?」と。
その問いインパクトたるや、半端なかったです!!!!ものすごい衝撃が身体中に広がっていくのを感じましたし、コーチから、「必要なことが起きている」という力強い、現状を肯定するメッセージを受け取りました。
そして、ブレイクスルー思考を元にすると、こんな問いを投げかけることができます。もしタイミングが合えば、コーチングの場で活用してくださいね!
ブレイクスルー思考に基づく問い(例)
- 「今、あなたに必要なことが起きているとしたら、なにを問われていると思いますか?
- 「この出来事に意味があるとしたら、どんな意味がありそうですか?」
- 「ここからなにか学ぶ必要があるとしたら、それはなんですか?」
「全ては順調」という前提に立つ
「クライアントの悩みに共感しすぎてしまう」「一緒に悩んでしまう」というコーチの方は、ぜひブレイクスルー思考を意識してみてくださいね。
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました!
琴子さんの実体験にも結びつけて語られてるからこそ、じーんと響く感じがありました。ありのままをシェアしてくれてありがとう。もっともっと精進して生きたいなって思いました。いつもありがとう❣️
ぺこさん、いつもありがとう!そして、コメントも嬉しいです!「もっともっと精進して生きたい」!受け取ってくれてありがとう