こんな時、どうする?

コーチングがうまくいかない〜クライアントの話を中断する2つのコツ

新米コーチゆき
新米コーチゆき
段々と傾聴はできるようになってきた気がする!

でも逆に、話を聴きすぎるようになってきた気もするんだよな… 「うんうん」と傾聴しているうちに、気づけば話が異常に長くなっていたり、詳細に入りすぎたり、繰り返しになったりする気が…

でも、せっかく気持ちよく話しているのを遮るのは気が引けるし… うーん、どうしたらいいんだろう…???

本ブログは、コーチングを学んだけど実践ゼロの初心者コーチに向けて、3ヶ月後には、自信を持ってコーチと名乗れるよう、取るべき行動をステップバイステップでお伝えしています。

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著者:藤田琴子
CTI認定CPCC® | 臨床心理士 | NLPマスタープラクティショナー
オンラインコーチング実績約900件、オンラインカウンセリング実績約1,400件

コーチングがうまくいかない〜クライアントの話を中断する2つのコツ

プロコーチことこ
プロコーチことこ
こんにちは。プロコーチの藤田琴子です。

ゆきさん、お久しぶりです!だんだんとコーチングを実施することにも慣れてきたような印象を受けますが、調子はどうですか?

新米コーチゆき
新米コーチゆき
えっとですね、、、話を聴こう、傾聴しよう、って、意識しています!

で、だんだんと話を聴けるようにはなってきていると思うんですが、そうなると逆に、話を聴きすぎるようになった気がしていて

プロコーチことこ
プロコーチことこ
話を聴きすぎる」とは
新米コーチゆき
新米コーチゆき
えっと、、、集中して聴いているうちに、

  • 話が長くなって、何を話しているのか分からなくなる
  • 事実関係の細かい話になってしまう
  • 同じようなことを繰り返し話している

そんなことが、結構頻繁に起きるようになった気がするんです…

プロコーチことこ
プロコーチことこ
なるほど、「話を聴きすぎる」とは、そういう意味だったんですね。

先日、「コーチングがうまくいかない」時の要因を3つに分けて整理しました。

  1. コーチ側の要因
  2. クライアント側の要因
  3. コーチとクライアントの関係性

と、うまくいかない要因は3つありますが、話を聴きすぎてしまう」場合、要因はコーチのスキル不足によることが多いのではないかと思います。

新米コーチゆき
新米コーチゆき
はぁ、、、スキル不足… そうですよね...
プロコーチことこ
プロコーチことこ
そんなに落ち込まなくて大丈夫ですよ!なぜなら、スキルは獲得することができるからです。問題を明らかにして、それに対処すれば、スキルを上げていくことはできます

では、次の章で、詳しく見ていきましょう!

「クライアントの話を中断できない」2つの問題と対処法

プロコーチことこ
プロコーチことこ
クライアントの長い話を止められない時、問題は大きく2つに分けられると思います。

  1. 心理的問題
  2. 技術的問題

です。

心理的問題:「クライアントに悪い」気がする+勇気が出ない

プロコーチことこ
プロコーチことこ
まずひとつ目は「心理的な問題」です。ゆきさんに聞いてみたいのですが、クライアントが話し続けている時、どんなことを考えていますか?
新米コーチゆき
新米コーチゆき
え???「どうしよう、どうしよう…」って焦って、めっちゃくちゃ色々なことを考えてますー!!!泣

  • やばい、、、話が脱線してきた… 
  • 多分、一度話を止めた方がいいよな…
  • でも、どうやったら、話を止められるんだろう!?
  • でもでも、せっかく話しているのに中断したら、気分を害さないかな?
  • あ、、、こんなことを考えているうちに、時間がどんどん過ぎてきた… 
  • やばいやばい、どーしよー!!!!泣

こんな感じです… 苦笑 

プロコーチことこ
プロコーチことこ
うんうん、私もコーチングを始めたばかりの時には、そんな風に「どうしよー!!!」ってなっていたので、ゆきさんの気持ちはよく分かりますよ!

ではもう一つ質問です。その時、ゆきさんはクライアントさんを傾聴していますか?

新米コーチゆき
新米コーチゆき
え…??? いや、、、ぜんっぜん聴けていないです…
プロコーチことこ
プロコーチことこ
そうですよね。そういう時は「脳内会話」が激しくて、今、目の前にいるクライアントさんを見ていない聴いてない感じることができてない、という状態です。

そして、「クライアントさんの話を遮るのは申し訳ない」「気分を害さないだろうか?」について、改めて考えてみましょう。

クライアントさんの立場に立ってみると、どうでしょうか?コーチが、クライアントのために話を止めた/介入したとすると、クライアントにはどんな影響がありそうですか?

新米コーチゆき
新米コーチゆき
そうですね… 普段の会話で、話している途中に誰かに話を遮られたり、止められるといい気はしないですが、それは「その人が自分が話すために遮るから」ですね…!

なので、もし、コーチが心から、自分のために話を止めてくれたとしたら、それはありがたいと感じるかもしれません…

プロコーチことこ
プロコーチことこ
そうなんです。実は、コーチが「話がよく分からない」と感じている時は、かなりの確率で、クライアントも同様に感じているでしょう。

そしてそういう状態の時は、クライアントは自分自身と繋がっておらず、頭の中に既にあることや、既に話したことを「出しているだけの状態」になっています。そうなると、新たな気づきも生まれず、コーチングを受けている意味がなくなってしまいます

新米コーチゆき
新米コーチゆき
おおお、、、なんと… 確かにそうですね
プロコーチことこ
プロコーチことこ
ですので、「なんかおかしい」と感じた時には、自分の感覚に従い、クライアントのために中断しましょう。そんな時には、躊躇せず、勇気を出して思い切ることが非常に大事です。

技術的問題:どうすれば中断できるのか、具体的なやり方を知らない

新米コーチゆき
新米コーチゆき
クライアントのために介入する重要性は分かりましたし、勇気と思い切りが必要なことも理解しました。実際、クライアントのためという捉え方をすると「申し訳なさ」が減って、思い切りへのハードルも下がる気がします。

でも、、、実際に「話を止める」ためには、なにをどうすればいいんでしょうか???

プロコーチことこ
プロコーチことこ
そこが2つ目の問題ですよね。なぜなら、人の話を遮ることは日常的にしていても、「その人のために、話を中断する方法」なんてことは、学ぶ機会がないからです。「そもそもその方法を知らない」ことが殆どではないかと思います。

私自身も、最初の頃は「傾聴の精神に反する」気がして、話を中断することに、それはそれは躊躇しました

でも、自分がクライアントとしてコーチングを受けていると、話が逸れたり、心とつながらずに頭で話していたりすると、マイコーチは躊躇なく介入してくれます。マイコーチが、話を戻してくれたり、テーマからずれないように見守ってくれることに、ありがたさを感じますし、逆に「中断してくれる」ことにより、信頼が増した感じさえあります。

新米コーチゆき
新米コーチゆき
なんと!「中断により、信頼が増す!そんなこと、考えたこともなかったです…!
プロコーチことこ
プロコーチことこ
うんうん、そうかもしれませんね。そして、具体的な介入方法については、「なるほど、こういう風にするといいのか」と、マイコーチからクライアント体験を通して学びました

そして、その方法は、実はとってもシンプルです。

  • すいません!ちょっといいですか?
  • ちょっと止めさせてもらっていいですか?

 

と、思い切って「切り込む」ことです。その際、手を挙げたり、少し腰を浮かしたり、体でも「中断」を表現するといいと思います。

新米コーチゆき
新米コーチゆき
えー!?意外とシンプルなんですね。「すいません!ちょっといいですか?」って、もっとすごいテクニックがあるのかと思ってました!笑
プロコーチことこ
プロコーチことこ
ふふふ、「な〜んだ!意外と簡単そう!やってみれそう!」と思えたのなら万々歳ですよー!

実は、一番必要なのは「勇希」かもしれませんね。そして、「クライアントのためにやる」という気持ちです。その気持ちは必ず伝わる、と思いますよ。

クライアントの話を中断するための「マインドセット」と具体的な方法

プロコーチことこ
プロコーチことこ
今回は、「話を聴きすぎてしまう」という課題について、「中断するためのマインドセットと具体的な方法」についてお話ししました。いかがでしたか?
新米コーチゆき
新米コーチゆき
そうですね、やっぱりかなり躊躇があったんだな、と改めて気づきました。でも、自分の身に置き換えても、やっぱりコーチングの時間をできるだけ実のあるものにしたいですし、「必要なこと」と捉え方が変わりました

そして、「中断により、コーチへの信頼がむしろ増す」ということはかなりの視点の転換で、行動の後押しになりそうです!

プロコーチことこ
プロコーチことこ
うんうん、いいですね!実際にセッションの中で「切り込む」のは、難しいかもしれないですし、いくら頭で分かっていても、躊躇もあるかもしれません。

でも、これも練習です!続けているうちに「自分なりのコツ」も分かってくるはずなので、まずは、チャレンジすることこれに尽きると思います。

新米コーチゆき
新米コーチゆき
はい、勇気を出して、やってみようと思います
プロコーチことこ
プロコーチことこ
頑張ってくださいね。いつでも応援していますよ〜!

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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