ずっと待ち望んでいたことがやっと起きたのに、なぜか手放しで喜べない。むしろ、うっすらとした不安が湧き上がってくる。そんな感覚を抱えたことはありませんか。

この記事では、2年半近く続けてきた右膝のリハビリが終わりに近づく中で湧き上がってきた不安に対し、不安を”見える化”したことで霧が晴れていった体験について綴っています。

不安を”見える化”すると、「何が起きているのか」「どうすればいいのか」が自然と見えてくることがあります。不安との向き合い方を考えるきっかけになれば嬉しいです。

  • この記事は、2025年6月17日(火)配信のメルマガ、”Life is Magical”の第11号をブログ掲載用に編集したものです。
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著者:藤田琴子
ICF認定PCC | CTI認定CPCC® | 臨床心理士 | NLPマスタープラクティショナー
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🌱 リハビリ終了間近に湧き上がってきた、不安…

前回の記事で少し触れましたが、私は2023年2月にスキーで転倒し、右膝を負傷しました。それ以降、約2年半にわたって、週2〜3回のペースでリハビリに通っています。毎回約40分、室内バイクでのウォームアップに始まり、ジャンプ、スクワット、チューブを使ったトレーニングなど、「地味な筋トレ」を黙々と続けてきました。

そんな長い道のりを経て、ついに2025年6月半ば、担当の理学療法士から「今の処方箋 (20回分)が終わったら、完了していいよ!」と言われました。

往復の移動を含めると毎回約2時間かかり、スケジュール的にも結構な負担だったリハビリ通いが、やっと終わる!と、嬉しさがこみ上げてきました!

でもその後、思いがけず、不安に襲われたのです。

まず、ここのところ全く感じていなかった右膝の痛みを、急に感じるようになりました。さらに、以前からなんとなく感じていた左右の足のバランスの悪さも、やけに気になるようになりました。

「このまま完了させて、本当に大丈夫なの?」
「今の時点でこのバランスの悪さ。今後、歳を重ねていくと、どうなんだろう…?」

そんな思考がぐるぐると巡りはじめ、不安の波が押し寄せてきました。

🌱 不安を”見える化”する

そこで、リハビリの先生にその気持ちを正直に伝えました。すると、笑いながら、

「今まで全然痛いって言ってなかったのに、終わるのが寂しくなったの? (笑) でも、そんなに気になるなら、ちゃんと測ることもできるよ」

と、左右の足の状態を数値で測定してくれる別の理学療法士 (実は彼女さんだった!笑) を紹介してくれました。

そんな訳で、翌週、リハビリの前に彼女を訪れ、足の状態を測ってもらったところ、こんなことが判明しました。

  • 太ももの前面の筋力は、左右ほぼ均等 (2年半、鍛えた成果!!!🙌)
  • 太ももの裏面の筋力は、左足が約10%ほど強い
  • スクワットでは、左側に約14%多く力がかかっている (特に立ち上がる時に顕著…)
  • 片足ジャンプで着地すると、着地時の音の違いからも、バランスの悪さが歴然 (左右で、約20%の差)

これまで「なんとなく不安…」と感じていたのですが、こうして足の状態が数値で“見える化”されたことで、霧が晴れたかのような安心感が生まれました。

また、これまで薄々感じていた「右利きなのに、怪我の後は、常に左足に体重をかけている」ことによる弊害も、数値ではっきりしました。その理由は、右のお尻の筋肉が弱くなっていて、膝が内側に入りやすくなっていたから。だから無意識に、安定感のある左足に頼るようになっていたのでした。

🌱 現実を直視すると、行動が変わる

この測定を受けた後、不安がスーッと消えました。それは、「何が問題か」「どうすればよいか」がはっきりしたからです。これまでのリハビリでは、「右ももの前面」に注力していたけど、そこはもう十分鍛えられた!これからは、右のお尻や右側面の筋肉を強化して、バランスを取り戻していくフェーズなのだと分かりました。

さっそく次の日から、チューブを使ったトレーニングを自宅でも開始。立つときも、歩くときも、右足側に意識を向けるようにしています。

たった数%のバランスの違いも、10年後、20年後にはかなり大きな差になってしまう。そう考えると、不安を放置せず、「助けを求め、現状を可視化し、改善につなげる」という一連の行動ができて、本当に良かった、と思いました。

💡 今回の問い

今、あなたの中に、“うっすらとした不安” はありますか? あるとしたら、それはどんな感じでしょうか?

そして、もしそれを “見える化”してみたら、どんな行動につながると思いますか?

経験は言語化すると知恵になる|体験を言葉にする力私たちは忙しい日々の中で、さまざまな出来事を経験していても、立ち止まって振り返り、そこからの学びを言葉にする時間は、意識しない限り、殆ど...

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