私たちは忙しい日々の中で、さまざまな出来事を経験していても、立ち止まって振り返り、そこからの学びを言葉にする時間は、意識しない限り、殆ど取れていないのではないでしょうか。

しかし、経験をただ「起きたこと」として流すのではなく、自分の言葉で捉え直してみると、そこから思いがけない気づきや学びが浮かび上がってくることがあります。

この記事では、私のコーチから繰り返し問いかけられている、「その経験から、何を学んだのか?」という問いや、スペインでのリーダーシップ体験を語る会(AMA)を通して実感した、「経験を言語化することで知恵が生まれるプロセス」について綴りました。

日々の出来事を振り返り、自分なりの意味を見出していくことが、どのように学びや成長につながっていくのか。そのヒントを受け取っていただけたら嬉しく思います。

  • この記事は、2025年6月24日(火)配信のメルマガ、”Life is Magical”の第12号をブログ掲載用に編集したものです。
  • “Life is Magical”は、コーチングや心理学的視点から、より充実した人生を送るためのヒントをお届けするメールマガジンです。日本語と英語で不定期に配信をしています。ご登録はこちらから

著者:藤田琴子
ICF認定PCC | CTI認定CPCC® | 臨床心理士 | NLPマスタープラクティショナー
👉コーチとしての想いについては、こちらから
👉コーチング無料オリエンテーションのお申し込みは、こちらから

🌱 「その経験から、何を学んだの?」

ここ2年ほど、約3週間に1回のペースでコーチングを受けています。その中で、私のコーチから毎回のように問いかけられるのがこの言葉です。

「その経験から、ことこさんは何を学んだの?」

人は日々、大小さまざまな体験をしていますが、そこから学びを得るには、「振り返り」そして「言語化」が欠かせません。また、例え「ネガティブ」と捉えている出来事であっても、そこから学びを得ることによって、その意味づけを変えることもできます。

経験を振り返り、それを自分の言葉で表現することで、自分の中に「気づき」や「知恵」が生まれる。「体験 → 内省 → 経験化 → 知恵」というプロセスを、私はコーチとのやりとりを通じて実感していますし、それがコーチングの価値の一つだと感じています。

🌱 言語化することの重要性

2025/6/19(木)には、「スペインでのリーダーシップ体験を語る会 (AMA)」を開催しました。これは、10ヶ月間参加していたCo-Active Leadership® Programでの体験をシェアするための場でした。

このプログラムでは、頭ではなく「体験」や「身体感覚」から学ぶことを重視しています。そのため、リトリートが終わった後によく出てくる感想は、

「すごかった!」
「なんかすごく変化した気がするけど、うまく言葉にできない…」

などなど。 だからこそ、マイコーチから繰り返し言われていたことは、

「ことこさん、リトリートが終わったら、大事なのは体験をきちんと言語化することだよ。何を得たのか、学んだのかをはっきりさせないと、数年後には『すごかった』しか残らないよ」

でした。

もちろん、10ヶ月の「学び」を全て言語化することは不可能ですし、その「学び」自体も、自分の変化・成長と共に、発展し、変化していくものでしょう。

でもだからこそ、「まとまっていなくても、少しずつでも、言葉にしていくのが大事」。そんな思いもあり、リーダーシップ仲間のよしさんとこの会を企画したのでした。

🌱 その瞬間の感覚を、言葉にしてみる

参加者の方から、事前にいくつか質問をいただいていたのですが、「うまく伝える」ことよりも、「臨場感を感じてもらう」「生の感覚を伝える」ことを大事にしたいと思い、「回答」はあえて用意しませんでした。

その代わりに、当日までに行ったことは「体験にアクセスする」準備。あの時の感覚、あの場面、あの感情──そういったものを、その場で直ぐに引き出せるようにしておきました。

そして会の当日。好奇心を向けてくださる参加者のみなさんの存在を感じながら、話しだすと、言葉がどんどん紡がれていき、新たな気づきもたくさん生まれました。

もちろん、ジャーナリングにより、自分1人で振り返ることも可能です。でも、好奇心を寄せてくれる人、そして、その「場の力」による「言語化のパワー」と「そこから生まれる知恵」を、あらためて体感した時間となりました。

実は、これまでの人生で一度も言われたことがなかったのですが、リーダーシップの仲間からよく言われるようになった言葉があります。

“You are so wise (=知恵がある、洞察が深い).”

もしかするとそれは、「日々『経験を言語化すること』を意識し続けてきた結果かもしれない」と、コーチの言葉、行動、そして、周りからのフィードバックがつながった気がしました。

💡 今回の問い

あなたにとって、この1週間はどんな時間でしたか? そして、どんな学びがありましたか?

とてもシンプルな問いですが、日々の忙しさの中で、少し立ち止まり、振り返る時間を持つことはとても大切です。何より、それを言葉にしてみることで、一つ一つの「出来事」が「知恵」へと変わっていきます。

📌 今回の1枚:2025/6/19(木)開催「AMA:スペイン・リーダーシップを語る会」

2025年6月19日(木)の会には、途中参加も含めて16名の方が参加してくださいました。

「生々しい良いことばかりじゃない、リアルな体験を聞けたのが良かった」
「心からのメッセージが伝わり、本音トークは何より心に響くと感じた」

そんな感想をいただけたことが、とても嬉しかったです。 そして、アンケートで「今後やってみたいこと、挑戦したいと感じたこと」を伺ってみたら、回答欄にはコメントがぎっしり。

参加してくださった方それぞれが、必要な何かを受け取ってくださったことを、心から嬉しく思いました。お忙しい中、ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。

自分に許可を出す|止まってもいい、休んでもいいという自分への許可私たちは、幼少期から「〜してはいけない」「〜すべきでない」といった「禁止令」を、家族や学校、社会から繰り返し受け取ってきています。 ...

藤田琴子のコーチングにご興味のある方へ:

  • コーチとしての想いについては、こちらから
  • コーチング無料オリエンテーションのお申し込みは、こちらから