未完了はエネルギーを奪う|「完了」が始まりを生み出す理由
気になっていることが頭の片隅に残っていて、なんとなく気持ちが落ち着かない——そんな感覚を覚えることはありませんか。
私たちの日常には、大小さまざまな「未完了」が積み重なっています。そしてそれらは、知らず知らずのうちに、私たちのエネルギーを消耗させています。
前回は「始まり」と「終わり」を意識することで、「今」に集中できるようになる、ということをお伝えしました。
今回は、その続きを少し深めて、「完了」があるからこそ、「始まり」が生まれるということについて綴ってみたいと思います。
- この記事は、2025年4月22日(火)配信のメルマガ、”Life is Magical”の第3号をブログ掲載用に編集したものです。
- “Life is Magical”は、コーチングや心理学的視点から、より充実した人生を送るためのヒントをお届けするメールマガジンです。日本語と英語で不定期に配信をしています。ご登録はこちらから。
著者:藤田琴子
ICF認定PCC | CTI認定CPCC® | 臨床心理士 | NLPマスタープラクティショナー
コーチとしての想いについては、こちらから
コーチング無料オリエンテーションのお申し込みは、こちらから
🌱「終わり」があるから、「始まり」がある
本を読んでいると、第一章が終わって第二章が始まり、舞台では一幕が閉じて、次の幕が上がります。ドラマもまた、第三話が終わるからこそ、第四話が始まります。
こんなふうに、「何かが終わるから、次が始まる」という流れは、あまりに自然で、これまで深く考えたこともありませんでした。
でも「始まり」と「終わり」を意識するようになったら、そんな当たり前のことの中に、ひとつの大きな気づきがありました。
🌱 20年以上抱えていた、夫の「謎」が解けた!
夫とは、新卒で入ったコンサル会社で出会ったので、もう20年以上の付き合いになります。とにかく行動量の多い人で、出会った時からずっと「なぜこの人は、こんなに行動できるんだろう?」と不思議に思っていました。
ちなみに、付き合って初めてのリゾート旅行では、彼の行動量についていけず、3日目に熱を出したほどです… 苦笑
彼とは、人種、性格、体力など、明らかな違いも多いし、「この人には『枯れないエネルギーの泉』があるからだ」ということにしていました。
でも、先日、ハッと気づいたことがありました。「もしかして、彼の行動の秘訣は『意識的に完了させる』ことかもしれない。だからこそ、次々と「新しい行動」が生まれているのかもしれない!」と。
彼の口癖は、”Once it’s done, it’s done!” (「一旦終われば、終わり!」)
意識的に終わらせ、区切りをつけ、次を始める。それは、本人にとっては無意識の習慣かもしれませんが、私にとっては大きなヒントになりました。
🌱「完了」が、始めるスペースをつくる
改めて見てみると、私たちの日常には「完了していないこと」が本当にたくさんあります。それは単なるTo Doだけでなく、人との関係や、未消化の感情のような、目に見えない「気がかり」も含まれます。
そして、こうした「終わっていないこと」は、自分でも気づかないうちに心の中に溜まっていき、じわじわと私たちのエネルギーを消耗させているかもしれません。
私自身、それを強く実感したのが、あるフライトのチケット予約をした時でした。「他の人の予定を見てから決めよう」と先延ばしにしていたのですが、ふと、「私が今、決めてもいいんじゃないか!?」と感じ、予約することに。決断をたったの3日ほど早めただけなのに、予約が完了した瞬間、思っていた以上の「達成感」と「自分で選択した清々しさ」、そして、「自分で完了させた軽やかさ」がやってきたのです。
「こんなに気がかりだったんだ…」と驚くと同時に、 「完了させないことで奪われていたエネルギーの大きさ」に、ハッとさせられました。
もちろん、とにかく終わらせること、完了させることだけを目指すことがいいわけではありません。でも、「完了させることでスペースが生まれ、次の始まりが見えてくる」—— それはきっと、私たちが日々の中で意識することで生み出せる、「可能性の種」なのではないかと思います。
💡 今回の問い
あなたの中に、ずっと残っている「未完了」なことはありますか?
そして、それを意識的に終わらせたら、どんな変化が起きそうでしょうか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
