Stage 1 - 実践の準備

【初心者向け】コーチングスキルとは?必要なスキルは3つ?5つ?

新米コーチゆき
新米コーチゆき
いよいよ実践が近づいてきたな…!コーチングスキルの復習をしないと…

注) こちらは3ヶ月チャレンジのStage1の12日目の記事です。
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【初心者向け】コーチングスキルとは?必要なスキルは3つ?5つ?

プロコーチことこ
プロコーチことこ
こんにちは。プロコーチの藤田琴子です。

段々とStage1も終盤に近づいてきましたね。Stage2でコーチングを実践していくために、ここで、コーチングスキルの復習をしておきましょう。

ゆきさんは、これまでにどんなコーチングスキルを学んできましたか?

新米コーチゆき
新米コーチゆき
コーチングスキル… えっと、傾聴、について学びました!あとは、うーん、なんだったかな?
プロコーチことこ
プロコーチことこ
実は、コーチングスクールや講座によって、必要とされているコーチングスキルは異なります。コーチングスキルは3つ、若しくは5つ定義されることが多いですが、それ以上必要、と定義している人もいます。
新米コーチゆき
新米コーチゆき
えー?そんなに違うんですか?!
Google先生
Google先生
コーチングの3大スキル

  1. 傾聴
  2. 承認
  3. 質問
Google先生
Google先生
コーチングの5大スキル

  1. 傾聴
  2. 承認
  3. 質問
  4. フィードバック
  5. リクエスト
Google先生
Google先生
コーチングスキルその他

  1. ペーシング
  2. メタ認知力
  3. 説得力
  4. 評価
  5. 目標設定力
  6. 構成力 etc etc…
新米コーチゆき
新米コーチゆき
へぇ、、、コーチングスキル、と一口にいっても定義は人それぞれなんですね。

とすると、たくさんある中で、何から手をつける必要がありますか?

プロコーチことこ
プロコーチことこ
そうですね、コーチングスキルと定義されているものは色々あり、どれも身につけておくのは大事です。でも、最初から全部やろうとするのは大変ですよね。

そのため、ここでは一旦、基礎の3つ、応用の3つに絞りましょう。そして、スクールによって、同じスキルでも呼び方が異なることが多々あります。そのため、呼び方は違っていても、これまでにゆきさんが既に学んだものや知っているスキルも多いのではないかと思います。

コーチングスキル 基礎3つ

  1. 傾聴
  2. 承認
  3. 質問

コーチングスキル 応用3つ

  1. フィードバック
  2. リクエスト
  3. メタ認知
新米コーチゆき
新米コーチゆき
おぉ、スッキリしましたね!そして、なんと、同じスキルを違う言葉で表現することもあるんですね!

【Stage 1 – 12日目の目標】3つの基礎+3つの応用スキルを確認する

プロコーチことこ
プロコーチことこ
では、それぞれのスキルを見ていきましょう。まずは、基礎的なスキル3つ、「傾聴」「承認」「質問」についてです。

コーチングスキル x 基礎3つ

傾聴

プロコーチことこ
プロコーチことこ
傾聴とは、相手に好奇心全身全霊の意識を向け、否定することなく、ありのまま話を聴くことです。

コーチとして身につけるべきスキルは色々ありますが、何よりもまず大事なのが「傾聴」です。先ほど述べたように、必要なスキルや定義はコーチングスクールや流派によって異なります。しかし、傾聴力必ず挙げられます。なぜなら、効果的なコーチングのために「傾聴」は土台となる最も重要な要素だからです。

クライアントの話を聴く時には、相手の言葉だけでなく、声の調子や様子、ジェスチャーなど相手から発せられる全ての情報をに意識を向けることが重要です。

更に、相手の様子だけでなく、その場の雰囲気エネルギー、コーチとクライアントのやり取りで生まれるものにも意識を向けることが大事です。

承認

プロコーチことこ
プロコーチことこ
承認とは、相手の存在をそのまま受け止めることです。クライアントは、コーチに存在をそのまま受け止められ、認められるからこそ、コーチの前でありのままの自分でいることができます。そして、安心安全な場があるからこそ、自分自身と深く向き合うことができるのです。

なお、「承認する」ことは、「褒める」こととは異なります。なぜなら、「褒める」という行為には上下関係があるからです。例えば、社長の素晴らしい功績に対し、一般社員が「褒める」ことはないでしょう。なぜなら、立場の上の社長を、立場が下の一般社員が「褒める」ことはないからです。つまり、コーチとクライアントに上下関係はないので、「褒める」のではなく、あくまで相手の存在や行動を「認める」ことになります。

そして、一般的に人は「結果」に目が行きがちです。そのため、コーチとしては、成長や変化など「プロセス」に注目し、クライアントに成長や変化が見られた時には、すかさず口にして承認することが大事です。

質問

プロコーチことこ
プロコーチことこ
コーチングにおける質問とは、相手の視点を広げ、気づきを促すために行います。日常生活では多くの場合、質問する意図は「情報を収集するため」です。しかし、コーチングでは、情報収集よりも、相手の気づきや行動を促したり、視点を広げる目的のために質問します。

コーチングで使う質問は多岐にわたります。そのため、コーチングを始めたばかりの時は、まずYES/NOで答えられる「クローズド・クエスチョン」ではなく、相手が自由に考え、答えることのできる「オープン・クエスチョン」をすることから始めましょう。例えば、

  • 将来、やりたいことはありますか?」▶︎YES/NO
  • 将来、どんなことがやりたいですか?」▶︎自由に考えられる

 

また、相手が責められていると感じやすい「WHY/なぜ?」から始まる質問は避けましょう。同じ内容をたずねる場合でも、

  • なぜ、そんな行動をしたのですか?
  • そのような行動をしたのには、どんな背景/思いがあるのですか?

 

とWHYを避けることにより、相手への印象が変わるでしょう。

コーチングスキル x 応用3つ

プロコーチことこ
プロコーチことこ
基礎のスキルが身についてきたら、応用のスキル3つも身につけていきましょう。応用スキルは、「フィードバック」「リクエスト」「メタ認知」の3つです。

フィードバック

プロコーチことこ
プロコーチことこ
フィードバックとは、相手を観察し、気づいたことをそのまま伝え返すことです。自分の解釈や意見を交えずに、そのまま伝えます。特に、表情や声のトーン、姿勢など、非言語のメッセージを伝え返すと、クライアントは自分を客観視して、そこから気づきを得ることができます。

フィードバックの伝え方の例

  • 「急に声の調子が強くなりましたね」
  • 「眉間に皺が寄っていますね」
  • 「先ほどから、XXという言葉を何度も口にしていますね」

リクエスト

プロコーチことこ
プロコーチことこ
リクエストとは、相手に対して、新しい行動や捉え方を提案することです。クライアントが可能と思い込んでいる範囲を遥かに超えるリクエストをすることにより、クライアントの可能性を広げることができます。つまり、敢えて実施不可能と思えるリクエストをすることにより、当初の想定よりもずっと高いところに着地することが起きえるのです。

リクエストのやり取りの例

  • コーチ:「次のコーチングまでに、新規顧客30人にコンタクトしてください」
  • クライアント:「え?30人!絶対に無理です!!!」
  • コーチ:「では、何人なら可能ですか?」
  • クライアント:「えー、、、半分の15人なら、現実的だと思います」
プロコーチことこ
プロコーチことこ
ただし、コーチからのリクエストが「命令」や「指示」にならないよう気をつけましょう。あくまで、コーチは提案に留まり提案を受け入れるかどうかはクライアントの意思に委ねる必要があります。

メタ認知

プロコーチことこ
プロコーチことこ
メタ認知とは、自分のことを客観的に、俯瞰して見ることのできる力です。コーチとして、コーチングの場でクライアントに何が起きているか俯瞰して見ることは非常に大事です。

メタ認知/メタの視点の詳細やその鍛え方については、下記の記事をご覧ください!

俯瞰するメタの視点から、可能性と選択肢を見出す〜自信をつける方法自信をつけるためにはどうしたらいいのでしょうか?一つの方法は、「自分自身を俯瞰する視点を持つこと」です。なぜなら「俯瞰」により新たな可能性や選択肢が見えてくるからこそ、「自信をつけるために行動する」という選択肢を取ることができるからです。...
【簡単】あなたの中にある答えの探し方〜コーチとしての自信をつけるコーチングでは、 クライアントの中に「必ず『答え』がある」 という前提で関わります。 そして、その 「『答え』を探し出す方法...
プロコーチことこ
プロコーチことこ
なお、メタ認知は、「コーチングの5大スキル」と呼ばれるものには含まれていないです。

しかし、コーチのメタ認知力は、クライアントのメタ認知力をつけることにも繋がるため、ここでは、応用力の1つとして含みました。

クライアントにメタ認知を促す質問例

  • 「ここまで話してみて、どんなことに気づきましたか?」
  • 「今、実際にそれを口にしてみて、どんな気づきがありましたか?」
  • 「今話したことに、どれぐらいの納得感がありますか?」

【やってみよう】基礎3つ、応用3つのスキルの活用例を書き出す

プロコーチことこ
プロコーチことこ
前章では、基礎3つ、応用3つと合わせて6つのコーチングスキルを確認しました。ここでは、実際にクライアントにどのような声がけをすればいいか具体的に考えてみましょう。

基礎3つ、応用3つのコーチングスキルの活用例を書き出す

  1. 基礎3つ、応用3つの合計6つのスキルを書き出す
  2. それぞれのスキルについて、定義を自分の言葉で書く
  3. スキル毎に、クライアントにかける言葉を3つ書く(6スキルx3メッセージ)

コーチングスキル毎に、クライアントにかける言葉を3つ書く

プロコーチことこ
プロコーチことこ
第1日目でお伝えしたように、行動を継続するためには「仕組み化する」ことが重要で、報告相手がいた方が継続しやすいです。やり取りをしながら、行動を続けていきましょう!

今回のアウトプットは、「コーチングスキル毎に、クライアントにかける言葉を3つ書き出す」です。考えた言葉のうちの1つを、ぜひ教えてください!

🔽行動を継続するための仕組み作りはこちらから🔽

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【次回に向けて】初心者コーチにお勧めの本

プロコーチことこ
プロコーチことこ
今回は、コーチングのスキルについて確認しました。基礎スキル3つ応用スキル3つについてお伝えしましたが、いかがでしたか?
新米コーチゆき
新米コーチゆき
学んだスキルもありましたが、新たなスキルもあったので、勉強になりました!そして、具体的に声をかける言葉を考えたので、理解が深まったのがよかったです!
プロコーチことこ
プロコーチことこ
いいですね。コーチングを継続していくと、スキルが身に付きますし、質問/声かけの種類も増やしていけると思いますよ。

次回は、初心者コーチが読むといいお勧めの本についてお伝えしますね。今日もお疲れ様でした!

【2024年版】コーチング初心者におすすめのコーチング本厳選5冊この記事を読むと、「コーチングの実践に向けて役立つ本を読みたいけど、色々ありすぎてどれを選んでいいか、分からない」という悩みを解決できます。...
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