【重要】初回セッションの冒頭ですべきこと6つ〜コーチングの始め方

新米コーチゆき

遂にクライアントへのはじめてのコーチングセッションの実施！

ドキドキするな〜…！どんな風に進めたらいいんだろう！？

本ブログは、コーチングを学んだけど実践ゼロの初心者コーチに向けて、3ヶ月後には、自信を持ってコーチと名乗れるよう、取るべき行動をステップバイステップでお伝えしています。

この記事は、3ヶ月チャレンジの実践編、Stage2のステップ2です。

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Contents

【重要】初回セッションの冒頭ですべきこと6つ〜コーチングの始め方
【ステップ2 – コーチングを始める①】チェックリスト6項目
【次回に向けて】コーチングを始める② (1-3回目に共通)

プロコーチことこ

こんにちは！プロコーチの藤田琴子です。

コーチとしての自信をつける3ヶ月チャレンジ。今回は「コーチングを実践する」Stage2の2つ目のステップ「コーチングを始める」です。クライアントと初めて出会う時、つまり初回のコーチングセッションでやるべきことについて整理していきましょう。

ではまず、ブレスト的に思いつくことを挙げていきましょう！初回のコーチングセッションでは、なにをやる必要がありそうですか？

新米コーチゆき

えっと… まずは、「なんで今回、コーチングを受けることにしたのか？」ということを聞きたいです。

もちろん「ゆきに誘われたから」なんでしょうけど！苦笑　でも、多くの人に声をかけて、「受ける！」と言ってくれた人は少数派でした。

なので、「最初のきっかけは私が誘ったから」だとしても、その提案を受けることにしたのには理由があると思うので、そこを知りたいです！相手のコーチングへの期待も知ることができそうだし。

プロコーチことこ

いいですね。「コーチングを受けることにした動機/きっかけ」は、最初の質問として良いと思います。クライアントさんも話しやすいことですし、私自身も、「今回、コーチングを受けようと思ったきっかけはなんですか？」という質問から始めることは多いですよ。

他はどうでしょう？

新米コーチゆき

そうですね、きっかけを聞いたら、ゴールとか、期待値でしょうか！？「コーチングを受けて、どうなりたいですか？」と。

プロコーチことこ

いいですね！

新米コーチゆき

とはいえ、正直なところ、今回、コーチングは3回と回数が少ないですし、果たして私のコーチングによって、クライアントさんは望むところに到達できるのか、という不安はあります… 苦笑

ゴールを聞くだけ聞いて、そこに行けなかったらどうしよう、と…

プロコーチことこ

うんうん、確かにそういう不安はあるかもしれませんね。

でも、クライアントさんの立場に立つと、「自分の望んでいることを真摯に聴いてもらう」という体験は大事ですし、そこから信頼関係は育まれていきます。そのため、自分自身の不安は横に置いておいて、望むゴールについてしっかり聴きましょう。

新米コーチゆき

確かにそうですね。わかりました。

あとは、うーん、「これまでにコーチングを受けたことがあるかどうか？」とかでしょうか。それによって、相手のコーチングへの期待や認識がわかりそうな気がします。

プロコーチことこ

いいポイントですね！クライアントにコーチングへの認識について質問し、そして、認識を合わせることは、初回のセッションで必ずやるべきことです。

例えば、極端な例ですが、クライアントが「コーチは問題解決をしてくれる存在。アドバイスをくれる存在」という前提でいたとします。もし、その認識や期待値を合わせないままコーチングを進めると、なにが起きそうですか？

新米コーチゆき

あ… ！私はアドバイスを伝えるつもりはない。でも、相手はそれを聞いてくる、となると、なんかバトルというか変な心理戦になりそう… コーチングも全然進まないでしょうね… 苦笑

プロコーチことこ

その通りです！ですので、クライアントにコーチングの認識をたずね、コーチングの前提について説明するとよいでしょう。

ここでのポイントは、いきなりこちらから「コーチングとはなにか」を説明するのではなく、まずはクライアントに自分の考えを言語化してもらい、それに合わせて説明することです。なぜなら、最初に考えてもらうことが重要ですし、更に、相手に合わせた説明ができるからです。

新米コーチゆき

確かにそうですね。あとは、うーん… なにがあるかな！？

プロコーチことこ

その他のこととしては、コーチングの関係性について伝えておくとよいでしょう。コーチングでは、クライアントの主体的な関わりが大事です。そのため、関係性自体も、コーチとクライアントで積極的に創っていくもの、ということは伝えておくとよいでしょう。

また、Stage1の11日目に友達へのコーチングで意識すべき重要ポイント3つをお伝えしました。この記事を参照に、友人関係とコーチ・クライアント関係の違いも説明しておくといいと思います。

新米コーチゆき

そうですね。「友達同士のお喋り」にならないようにするために、相手にも「いつもの関係とは違うんだよ」とはっきり伝えておくとよさそうですね！

プロコーチことこ

はい！そして、「守秘義務」についても伝えましょう。お友達には、「若しかして、共通の友人に知られるかも？」という一抹の不安があるかもしれません。

ですので、「ここで話したことは、この場に留まりますよ。だから、安心して、なんでも話していいですよ」ということを明確に伝え、安心安全な場を創っていきましょう。

新米コーチゆき

わかりました！守秘義務についての回を参考に、説明してみます！

【ステップ2 – コーチングを始める①】チェックリスト6項目

プロコーチことこ

前章では、初回コーチングセッションでやるべきことについて、色々挙げみました。まとめると、全部で6項目です。

1回目のコーチングの前にリストを確認し、終わったらどれぐらいできたか、チェックしてくださいね。1人目のクライアントへの初回コーチングでは、出来ないことも多いかもしれませんが、2人目、3人目とやるうちに、出来ることが増えていくと思います！

また、チェックリストの項目としては、最低限のものを挙げていますので、必要に応じて追加/編集してくださいね。

コーチングを受けることにしたきっかけを聴く
- 例：「今回、コーチングを受けようと思ったきっかけはなんですか？」
コーチングを受けて、どのようになりたいかを聴く
- 例：「3回のコーチングが終わる頃には、どうなっていたいですか？」
クライアントのコーチングへの認識について聴く
- 例：「これまでにコーチングを受けたことはありますか？」「コーチングについて、どんなことを知っていますか？」「コーチングって、どんなことをすると思いますか？」
コーチングの認識を合わせる (③の回答に合わせて、説明する)
- 例：「コーチングとは…」「コーチングでは、『クライアントが答えを持っている』という前提です」「コーチは、クライアントにアドバイスはしません」
コーチとクライアントの関係性について説明する
- 例：「コーチとクライアントの関係性は、お互いが創っていくものです」「そのため、気になることや、コーチへの要望があれば、率直に伝えてください」
- 友人関係とコーチ＆クライアント関係の違いを説明する (Stage1の11日目参照)
守秘義務について説明する (Stage1の10日目参照)
- コーチは、クライアントがコーチングを受けていることや、内容について一切他言しない
  - ただし、守秘性を上回る重要性がある場合は、この限りではない
- 一方、クライアントがコーチングを受けていることや、内容について話すのは自由