せっかくなので、このコーチングから最大限に学びを得たいなぁ。何をしたらいいんだろう!?
本ブログは、コーチングを学んだけど実践ゼロの初心者コーチに向けて、3ヶ月後には、自信を持ってコーチと名乗れるよう、取るべき行動をステップバイステップでお伝えしています。
この記事は、3ヶ月チャレンジの実践編、Stage2のステップ6です。
【初心者コーチ向け】学びを次に活かすためのコーチングの振り返り方
コーチとしての自信をつける3ヶ月チャレンジ。前回は、コーチングをきちんと終了させる方法とコツについてお伝えしました。遂に1回目のコーチングセッションの終了まで来ましたね。ここまでお疲れ様でした!
今回は、コーチングが終了した後にやること3つについてお伝えします。
コーチングが終了後、やること3つ
- クライアントからフィードバックをもらう
- 自分で振り返る (セルフフィードバック)
- コーチングログをつける
「私のコーチング、どうでしたか?」って、めちゃくちゃ聞きにくいです…
そのため、友人・知人に声をかけていて、率直な意見を聞ける今だからこそ、この機会を最大限、活用してみませんか?
クライアントからフィードバックをもらう
そしてコーチング終了後、クライアントに、別途5分ほど時間をもらえないか、聞いてみましょう。もしOKだった場合、3つの質問をします。
全般的な感想
「今日、コーチングを受けてみてどうでしたか?」とシンプルな質問を投げかけてみましょう。
よかった点
ただ、質問することで、思いもよらないことがクライアントの気づきに繋がっていたり、影響を与えていることが判明することもあります。また、自分が気づいていなかった強みや特徴などをフィードバックしてもらえることもあります。
そんなことも起こり得るため、まずはフラットに質問してみましょう。
改善点 (よりよくするために変えた方がいい点)
その場合、「よくなかったことは何ですか?」よりも、
- 「今後のコーチングをよりよくしていくために、『こうしたらよかった』という部分を教えてもらえますか?」
- 「どうしたらもっと効果的だったか、ご意見を聞かせてもらえませんか?」
と、「コーチングをより良くしていくために、フィードバックをもらいたい」とこちらの意図を伝えると、相手もフィードバックしやすくなると思います。
直接聞くのは怖いですが、思い切って聞いてみます!
【重要】フィードバックを受け取る姿勢
フィードバックは伝える側にも負担がかかります。まずは、わざわざ時間をとってフィードバックを伝えてくれていることに、感謝を伝えしましょう。
そして、相手からのフィードバックの中には、受け取りにくいものや、反論したくなることもあるかもしれません。でも、こちら側の意図がどうであれ「相手はそう感じた」のです。そして、相手が感じたことが全てです。そのため、絶対に言い訳したり、反論したりせず、そのまま受け取り、感謝を伝えましょう。
というのも、フィードバックに対して、言い訳したり、反論すると、次から、フィードバックをもらえなくなる可能性が高まるからです。
例えば、相手から「どうせ受け取らないんだから、伝える必要もない」「わざわざ時間を取るのは無駄」と思われたら、どうでしょうか?
もちろん、どうしても納得できない時や整理がつかないこともあると思います。そんな時は、本人にそれをぶつけるのではなく、信頼できるコーチ仲間や先輩に、守秘義務を意識しつつ相談してみるといいと思います。
自分で振り返る (セルフフィードバック)
全般的な感想
そして、やってみた感想、印象に残った場面、クライアントから出たキーワードなどを書き留めておくと、次のコーチングに役立つと思います。
よかった点
「よかった点はなにもない!」「ダメダメだった」と感じる時でも、なにかよかった点はないか、振り返ってみましょう。「黒白思考」で捉えないようにするためです。
また、プロセスを振り返る癖をつけることで、「自分を俯瞰して見る視点」も育ちます。
改善点 (よりよくするために変えた方がいい点)
そして、「ここができなかった」「よくなかった」と書き出した後は、必ず「では、どうすればよかったのか?」もセットで考えましょう。そうでなくては、ただの「反省会」で終わってしまうからです。
上手くできなかったことを次に活かすためには、「もし、同じクライアントに同じセッションをする場合、今だったら、どんなふうに違った関わりをするだろうか?」という質問をすると、考えが広がりやすいと思います。
「どんな風に違った関わりができたか?」という、客観的な視点から考えるようにしたいと思います。
コーチングログをつける
国際コーチング連盟、ICF(International Coaching Federation)の認定資格を取得するためには、コーチングの経験時間を提出する必要があります。
現時点ではまだ「資格取得」について考えていないかもしれません。ただ、無償でやったコーチングも一定の時間は資格認定のためにカウントできるので、まずはログをつけ始めることをおすすめします。
コーチングログには、何を記録していく必要がありますか?
ICFのコーチングログのテンプレートに記載されている項目
- Client Name:クライアントの名前
- Contact Information:クライアントの連絡先
- Individual/Group:個人コーチング/グループコーチング
- Number in Group:グループの人数
- Start Date:コーチング開始日
- End Date:コーチング終了日
- Paid Hours:有償コーチングの時間
- Pro-bono Hours:無償コーチングの時間
ただ、毎回の時間を記録しておくと、誰といつ、どの頻度で行なっているか、直ぐに参照できます。そのため、私は別のシートに毎回のコーチング時間を記録しておき、クライアントさんとのコーチングが完了したら、ICFのコーチングログに記入するようにしています。
Q: 申請に必要なコーチングログは、個人なら名前やメールアドレスを書かなくてはいけないのですか? 企業・団体相手の場合は個人名はいらないと聞いたのですが?
A: 個人の場合には必須となります。また、その際には必ず相手の了承を得るようにしてください。
「私は、私とコーチ 藤田琴子とのコーチング・セッションの時間を、コーチが国際コーチ 連盟(ICF:International Coach Federation)による認定資格の申請および更新に用いることに同意します。」とICFへの情報提供書を作成し、サインをもらうようにしています。
クライアントさんに「コーチング資格の取得のために、コーチングを受けたことを証明する必要があります。コーチングの内容の報告ではなく、受けた事実の証明のため、名前とアドレス、コーチング時間を提出しても良いでしょうか?」と伺うと、快く同意してくださる方がほとんどです。
【ステップ6 – コーチングを振り返る】チェックリスト3項目
- クライアントからフィードバックをもらう
- 全般的な感想
- よかった点
- 改善点
- 自分で振り返る (セルフフィードバック)
- 全般的な感想
- よかった点
- 改善点
- コーチングログをつける
【次回に向けて】1回目のコーチングを5名のクライアントに実施する
なので、思い切って、感想や改善点について聞いてみたいと思います。
では、これから2週間のうちに、5名のクライアントさんに対して1回目のコーチングを実施することを目指しましょう!チャレンジを心から応援しています!