私たちが行動し、
変化しようとすると、
現状を維持させようと
変化を押し戻す力が
生まれます。
それが、恒常性、
ホメオスタシスです。
コーチと名乗れる
自信をつけるための
3ヶ月チャレンジ。
自信をつける3つ目の方法として、
「ホメオスタシスに
打ち勝つ3つのコツ」
をお伝えします。
このブログでは、実績ゼロのコーチが、
行動を起こし、自信を育んでいくために
必要な情報を発信しています。
自己効力感を保つために、ホメオスタシスに打ち勝とう
- やろうと決めても、いつも三日坊主…
- 最初はモチベーションが高くても、
日が経つにつれ、落ちてしまう…
こんなお悩みはありませんか?
先日の自己効力感の記事で
お伝えしたように、
自己効力感は、
「自分はやればできる」
という自分への信頼・期待です。
そして、自己効力感を保つために
必ず理解し『打ち勝つ』
必要があるのが、
ホメオスタシス
つまり、
現状維持メカニズム
です。
なぜなら、
ホメオスタシスを理解していないと
戦闘に丸腰で挑むような
ものだからです。
というのも、
「やると決めたのに、できない」
「途中で断念してしまった」
という「敗戦」が続くと、
自己効力感が
大きく下がってしまうためです。
ホメオスタシスは強烈な現状維持メカニズム
身体的、心理的に作用するホメオスタシス
私たちの心身には、
現状を維持しようとする力が
働いています。
それが、
ホメオスタシス(恒常性)です。
ホメオスタシスは、
生存の欲求で
「今現在、ちゃんと
生きることが
できているのだから、
変化する必要はない」
という
強烈な現状維持メカニズム
です。
ホメオスタシスは、
外気温度に関係なく、
体温を一定に保つなど、
身体の恒常性を保つために
作用するのはもちろん、
私たちの心にも
大きく影響しています。
例えば、
「変わりたい!
でも、変われない…」
という葛藤は、
今のこの状態を維持しようと
ホメオスタシスが強烈に
作用しているために起きます。
そのため、
「変わろう!」と強く思っても、
ホメオスタシスに負けてしまい
結局「変われない」ということが
高頻度で起きてしまうのです。
環境的に外側からも影響を及ぼすホメオスタシス
そして、ホメオスタシスは、
私たちの身体や心という
内側からだけでなく、
他者や環境という
外側からも
影響を及ぼしています。
例えば、これまで
- 全く新しいことを学び、意気揚々とまわりにシェアしたら
- 「騙されてない?」「本当に大丈夫?」と言われ
- みるみる気持ちが萎んでしまった
- 「騙されてない?」「本当に大丈夫?」と言われ
- 新しいことにチャレンジしようとまわりに宣言したら、
- 「難しいんじゃない?」「現実的じゃないのでは?」と言われ
- やる気がなくなってしまった
- 「難しいんじゃない?」「現実的じゃないのでは?」と言われ
というような経験はありませんか?
これは、
ホメオスタシスは、
他者や環境という
外側からも作用している
ということの現れです。
つまり、
「現状のあなた」を維持するために
「変化しようとするあなた」を
引き戻そうとする力は、
まわりからも働いているのです。
ホメオスタシスに打ち勝つための3つのコツ
身体的、心理的、環境的にも
強烈に働いている
ホメオスタシス。
そんな強力な現状維持の力に
どうすれば「打ち勝つ」ことが
できるのでしょうか?
ポイントは3つです。
少しずつ変化する
まず、一番重要なのは、
少しずつ変化すること
です。
ホメオスタシスは
変化を引き戻そうとする力
です。
そのため、
変化する度合いが
大きければ大きいほど、
現状を維持しようとする
ホメオスタシスの力も
大きくなります。
そのため、
大きく一気に変化するのではなく
「そんなに大きく変わってないからね!」
「殆ど変わってないから大丈夫!」
と自分/まわりを
「騙し」続け
新しい状態に少しずつ慣れ、
気づけば「現状」が変わっていた
というのが理想です。
公言せずに、粛々と行動する
次に、
外側からのホメオスタシスに
対応するには、
自分でホメオスタシスを
ある程度「攻略」できるまでは、
周りに変化を共有するのを我慢する
ことです。
なぜなら、
あなたが変わろうとして、
それを宣言すると、
まわりからもホメオスタシスが働き、
- 内側からのホメオスタシス
- 外側(環境)からのホメオスタシス
と内外両方のホメオスタシスと
戦わなければならなくなるからです。
もちろん、
まわりの人達があなたの変化を
全力で応援してくれて、
その応援が力になるなら
問題はありません。
しかし、
もしもそうでない場合は、
周りには言わず、
粛々と行動することに
エネルギーを集中させる方が
結果を出しやすくなります。
環境を変え、理想に慣れる
3つ目のポイントは、
目標となる人と積極的に付き合い
「理想に慣れる」ことです。
なぜなら、
あなたの目標が「現状/普通」の環境に入れば
今の状態の方が「普通」でなくなり、
変化への抵抗が薄れるからです。
極端に分かりやすくした例ですが
- 会社員が起業しようとすると、周りの大多数の意見は、
- 「起業はリスク。会社勤めを続けた方がいいよ」
しかし、
- 起業家の間では、大多数の考えは、
- 「会社勤めは、会社都合で色々起き、自分でコントロールできないことが多いので、むしろリスクが高い」
と「『普通』の捉え方」は
環境/集団によって、
大きく異なります。
そのため、
理想を既に実現している人たちと接し、
そちらを「普通」と捉えれば、
変化の行動を取りやすくなる
というわけです。
やってみよう〜3つのコツを実践する
それでは、3つのコツを実践に移しましょう!
- 少しずつ変化する:
目標に向かうまでのステップを14個、2週間分に分ける - 粛々と行動する:
①で決めた行動を、2週間、実行する - 理想に慣れる:
目標とする人を選び、その人の発信したものに毎日触れる(読む・聞く)
①〜③の行動の結果を、毎日記録する
小さな「勝利」を重ねよう
ホメオスタシスは、
強力な現状維持メカニズムです。
そしてそれは、
私たちの内側から
身体的、心理的に
作用しているだけでなく、
外側からも影響を与えています。
そのため、
- 少しずつ変化すること
- 粛々と行動すること
- 理想に慣れること
がポイントです。
大きな変化を一気に起こそうとして、
ホメオスタシスと正面から戦うのではなく、
小さな変化を重ねながら、
同時に自己効力感も高めていきましょう。
コーチとしての自信をつけるシリーズは、
まだまだ続きます。
次回もお楽しみに!
ここまでお読みいただき、
どうもありがとうございました!