目指す方向に向かって
行動し続けるために、
あらかじめ「気持ちの切り替え方」を
知っておくことは大変有効です。
なぜなら、対処法を知っていれば
失敗して凹むことを恐れずに、
行動しやすくなるからです。
とっても手軽で効果的な
気持ちの切り替え方シリーズ。
今回はその2つ目、
「姿勢を変える」
をお伝えします。
このブログでは、実績ゼロのコーチが、
行動を起こし、自信を育んでいくために
必要な情報を発信しています。
3秒でできる気持ちの切り替え方〜姿勢を変える
- 気持ちの切り替えに時間がかかる
- さっさと気持ちを切り替えて、
次の行動ができるようになりたい - パッと切り替えられる人が羨ましい
そんなお悩みはありませんか?
私たちの心と体は
密接に関係しています。
そのため、
姿勢を変えることで、
気持ちを変えることが
出来ます。
つまり、
- 誰でも
- いつでも
- どこででも
- 簡単に出来る
姿勢を変えること、
これが気持ちを切り替える
2つ目の方法です。
NLPの「卓越性の連鎖」と「姿勢編集」
NLPには
「卓越性の連鎖」
という概念があります。
これは、
①呼吸
↓
②身体状態 (姿勢)
↓
③精神状態 (気持ち)
↓
④パフォーマンス (行動)
という風に
呼吸から行動まで連鎖している
ということです。
例えば、単純化した例ですが
③落ち込んでいる (気持ち)
↓
④一人で抱え込む (行動)
と連鎖しているので、
②’背筋を伸ばす (姿勢)
↓
③’前向きになる (気持ち)
↓
④’上司に相談する (行動)
と「②姿勢」を変えることで
「④行動」に影響を与えることができます。
そして、
「③落ち込んでいる」
時の②姿勢に注目すると、
- 身体が固くなっている
- うつむいている
- 視線が落ちている
- 背中が丸まっている
ような状態でしょう。
もちろん、
気持ちが落ち込んでいる時には
そんな姿勢になるのは当然です。
ただ、NLPでは、
②姿勢を変えることで
③気持ちを変えることはできる、
これを
「姿勢編集」としました。
例えば、
先ほどの例で言うとこんな風に
「姿勢編集」することができます。
- 身体が固くなっている→首と肩を回す
- うつむいている→顔を上げる
- 視線が落ちている→斜め上を見る
- 背中が丸まっている→背筋を伸ばす
そして、
「姿勢編集」により、
ネガティブな感情の度合いは
確実に弱まります。
つまり、こんな風に
無意識にとっている姿勢を
意識的に変えることで、
気分を変えることができるのです。
心と身体は密接に関係している
私は2008年から2009年にかけてNLPを学び、
NLPマスタープラクティショナーとなりました。
NLPは、
- ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ
- 催眠療法のミルトン・エリクソン
- 家族療法のバージニア・サティア
という当時の天才的なセラピスト3名を
徹底的に分析・研究し、
「普通の人」が天才同様の
パフォーマンスを発揮するには
どうしたらいいかを、
体系化したものです。
そのため、
NLPのテクニックは明快で
誰もが実践でき、即効性があります。
事実、「姿勢編集」も
簡単ですが効果があります。
気持ち/ステートは
意識的に変えることが可能で、
その場で軽くジャンプするだけでも
効果があります。
そのため、
NLPを学んでいた時には、
演習と演習の間に必ず軽くジャンプをして
ステートを変えてから、
次の演習を行なっていました。
やってみよう〜「姿勢編集」
前半
- 最近あった「ちょっと嫌なこと」を思い出してください。
- 身体の状態を観察してください。
- 姿勢は?
- 呼吸は?
- 目線は?
- 身体は軽い?重い?など
- 0から10のうち、0が最低、10が最高だとすると、心の状態はいくつですか?
後半
- 立って、軽くジャンプしてください。
- 足を軽く開き、指を開いて、足の裏で床/地面を感じてください。
- 胸を開き、手を大きく開いて、目線を上にして、斜め60度を見てください。
- 0から10のうち、0が最低、10が最高だとすると、心の状態はいくつですか?
心の状態を2回数値化しました。
- どのように数値が変化しましたか?
- 感覚的には、どのような変化がありましたか?
気持ちを変えるために、姿勢を変えよう
このように、
呼吸は姿勢に、
姿勢は気持ちに、
気持ちは行動に
影響しています。
そのため、
気持ちを切り替えたい時には、
姿勢を変えましょう。
そして
何よりも大事なのは、
「自分のステート(気分)は
意識的に変えることができる」
ことを覚えておくことです。
これも
「自分にはできる」という
自分への期待と自信、
自己効力感の一種です。
気持ちが落ち込んだ時には、
今回の記事を思い出し、
「姿勢編集」してくださいね。