コーチングを学んだけど、
自信がなくて実践できない…
実践できないので
自信がつかない...
コーチと名乗れる
自信をつけるための
3ヶ月チャレンジ。
1-2週目のStep0の目標は、
「心の準備」。
1週目は
心理的なハードルを下げ、
行動を継続するためにできることを
お伝えしました。
2週目は、
自信をつけるための方法を
お伝えします。
このブログでは、実績ゼロのコーチが、
行動を起こし、自信を育んでいくために
必要な情報を発信しています。
なぜうまくいったのか?成功の原因を分析する「成功の責任追及」
- 「なにが良かったの?」
- 「どうして上手くいったの?」
- 「それは、あなたがなにをしたから?」
普段、あまり聞かれることのない
質問だと思いますが、
これが、成功の原因を分析する
「成功の責任追及」
です。
私たちは普段、
失敗した時は
その要因を分析し、
責任を追及するのに、
成功した時は、
その要因を振り返ることは
ほぼしません。
以前お伝えしたとおり、
自己効力感を上げるためには、
過去の達成体験を思い出す
ことが有効です。
前回の記事では、
- 過去の達成体験を思い出す
- その時の感覚を臨場感を持って思い出す
- なぜなら、脳は理想と現実を区別できないから
ことをお伝えしました。
今回は、
- 過去の達成体験を思い出す
- なぜうまく行ったのか、原因を分析する
- なぜなら、そこに成功を再現するヒントがあるから
という別の方法、
「成功の責任追及」
をお伝えします。
なぜなら、過去、
「どうしてうまく行ったのか?」
「何が良かったのか?」など
上手くやれた時を分析すると
その状態を再現するヒントが
得られるからです。
つまり、
- 過去の「成功の責任分析」をする。それにより
- 未来の成功の再現性が高まる。それにより
- 行動のハードルが下がる。それにより、
- 自己効力感を上げるための達成行動が取りやすくなる。それにより
- 自己効力感を高めることができる
のです。
「解決志向アプローチ」から生まれた「成功の責任追及」
「成功の責任追及」は、
「解決志向アプローチ」
の一種です。
「解決志向アプローチ」は、
アメリカの心理療法家
ミルトン・エリクソンから
発展したアプローチです。
従来の臨床心理学のように
問題の原因を追及するのではなく
問題の解決に焦点を当てます。
そして従来のように、
クライアントの病理や問題ではなく、
強みやリソースに注目します。
一般的には、
- 出来なかったことを反省すべし
- 反省から学ぶべし
といわれがちですが、
それとは真逆の発想で、
上手くいったことにこそ
成功を再現するヒントがある。
それを活用すべし!
という考えです。
参考:解決志向型アプローチ
自信がない人は「自己奉仕バイアス」が逆向き
自己奉仕バイアスとは、
- 成功は、自分に起因させる
- 「成功したのは、自分が頑張ったから」
- 「上手くいったのは、自分にスキルがあるから」
- 失敗は、他人&環境に起因させる
- 「失敗したのは、業務が難しすぎたから」
- 「上手くいかなかったのは、マネジメントの問題」
という
誰もが持つ一般的な傾向です。
「自尊心を保ちたい」
という気持ちから
そのような「バイアス」が
無意識にかかりがち
と言われています。
しかし、
自信のない人の特徴として、
「自己奉仕バイアス」とは
真逆で
- 成功は、他人&環境に起因させる
- 「成功したのは、XXさんのお陰。自分はなにもしてない」
- 「上手くいったのは、たまたま。運が良かっただけ」
- 失敗は、自分に起因させる
- 「失敗したのは、自分が上手くできなかったから」
- 「上手くいかなかったのは、自分のスキル不足が原因」
という傾向が見られがちです。
もちろん、
自分を成長させるために
失敗を自己責任と捉え、
そこから学びを得ることは
重要です。
ただ、常に
- 成功は、他人&環境要因
- 失敗は、自己要因
と捉えていると、
自己効力感を上げることは
なかなか出来ません。
まずは
「常に後者のパターンに
陥っていないか?」
を振り返ってみてください。
そして、
成功した時には、
「自分に要因がある」
と捉えてみて、
「なにがよかったか?」
と「成功の責任追及」を
してみましょう。
やってみよう〜「成功の責任追求」
それでは、ちょっと聞き慣れない
「成功の責任追及」だと思いますが
一緒にやってみましょう!
- これまででうまく行ったこと、成功したことを1つ選ぶ
- 次の質問に答える:
- 「どのようにそれを行ったのか?」
- 「どんな工夫をしたのか?」
- 「なにが良かったのか?」
- 「なぜうまくいったのか?」
- 更に、次の質問に答える:
- 「とすると、自分にどんな力があるといえそうか?」
質問の答えを書き出してみましょう。
やった感想や気づいたことも、合わせて書き出してみましょう。
成功した時こそ「責任追及」しよう
私たちは小さい時から、
失敗した時には、
反省し、振り返ることを
習慣づけてきました。
一方で、
上手くいった時に
なにが良かったのかを
振り返ることは
殆どしないでしょう。
上手くいった時、
成功した時には
再度上手くやるための
ヒントが隠されています。
改善のための
「失敗の責任追及」
は必要ですが、
「成功の責任追及」も
ぜひ行ってくださいね。